『解ってるよ。 それに、本当に来られたら こっちが困るし』 「そもそも俺が行く気ないからな?」 それも解ってる、と少しさみしそうに奴が言った。 『いくら心配させようとしても、 君は絶対来てくれないもんね』 「だってお前はもう死んでるだろ? それ以上死ぬわけないんだから」 そうだね、と奴が笑い、 2人で声を揃えて笑った。 『まぁ、いつかは君もこっちに来る訳だし、 それまで待ってますよ。何年でもね』 わざとらしいですます調で奴が言った。