電話が鳴った。

その他

8×8/著
電話が鳴った。
作品番号
545129
最終更新
2011/02/14
総文字数
1,250
ページ数
6ページ
ステータス
完結
PV数
982
いいね数
0


今日も真夜中に、電話が鳴った。



― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

紅 憐様 レビューに素敵な文章
ありがとうございます!

この作品のレビュー

★★★★★
2011/02/13 20:53
投稿者: 紅 憐 さん
かけないよ、そんな

君から私が好きな花とお菓子が送られてきた まだ覚えてたんだと感心するものの、お礼なんてしません。だって君がそれを予想しているだろうから。 きっと電話がかかってくるに違いないと思っている彼に電話をしても、おもしろくない。 だから焦らす。かけてやらない。一晩でも二晩でも、いくらでも。彼には有限だけど、私には無限の時間があるのだから。たくさん焦らしてあげるのがいいと思う。 そうして君が、電話がかかってこないことにがっかりするか……もしくは忘れてしまった頃に、電話をかけてあげる。 きっと彼はこう言うんだろう。 「もう2度と掛けてこなくていいからな」 だから私は、待っていたくせにと言ってやるのだ。

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