【不良は赤い糸を結びたい】
(チームリーダー視点)


いままでのあらすじ。
 
荒川(俺の)チームメート、田山圭太と若松こころがお互いに意識し合い、恋に落ちた。


べつに部活じゃねえんだから、恋愛禁止令なんざ出さない。

好きになったんなら好きでいりゃあいいし、付き合いたかったら付き合えばいい。


が、なんのすれ違いが生じたのか、二人とも恋愛に消極的姿勢を見せるどころか、恋を諦めようとしやがる。
 

これに黙っちゃねぇのはココロの姉分・三ヶ森響子である。


妹馬鹿の響子は「このままじゃいけねぇ!」と意気込み、俺達を巻き込んで行動を起こしやがった!


嗚呼、これは地味組の恋愛に奔走する俺等、不良達のサイドストーリー(という名の苦労話)だったりなかったり、である。