「ケイさん」
私を励ましキスも交わした、そんな直後にこんなことになってしまうなんて。
眠っているケイさんの手を握り、早く目覚めてくれるよう私は祈った。
チームメートも凄く心配しているから。
「そうだ飲み物」
もしケイさんが起きたら、水分補給させてあげないと。
私は一旦ケイさんの傍から離れて、皆がいる隣の部屋に移動。
私が出てきたことで目が覚めたのかと仲間達から期待の眼が向けられてしまう。
「ケイさんは」
首を長くして目覚めを待っているキヨタさんに、私は首を横に振る。
「まだケイさん、目が覚めてないんです。ちょっと飲み物を買ってこようと思いまして」
「だ、だったら俺っちが行って来ますッス! 何がいいッスか? お茶? ジュース? それとも酒?!」
いえ、お酒はどうかと思います。
「じゃあ緑茶を」
きっとその方が彼も飲みやすいと思うから、私の言葉にすぐさま買って来るとキヨタさん。
「あ、こら!」
ひとりは危険だってっ、モトさんは苦笑して飛び出したキヨタさんの後を追う。
ほんと、兄分思いだなぁ。キヨタさん。
苦笑して部屋に戻ろうと踵返す。
「あれ?」部屋の向こうにヨウさんが…、いつの間に。目を真ん丸にする私にシズさんが肩を竦めた。
「心配…、なんだろ。ケイのこと。あいつが、一番動揺…していたからな」
「ですよね。ヨウさん、とても動揺して」
「舎兄なんだ…、きっと…、思うことがあるんだろ」



