てか、なんで俺がココロの好きな奴にピックアップされているのかの意味が分からん。
「応援してやった俺の立場って」
ゲンナリとしているヨウさんは、
今すぐ此処で告るよう強要。
ケイさんは赤面して、
「え、その…」
此処ではちょっと、モゴモゴと口ごもって私に視線を投げてきた。
羞恥のあまりに爆死しそうな私は、ケイさんの体をポカポカ拳で叩いた。
これはれっきとした八つ当たりですよね、はい。
自覚はあります、はい。
だけど八つ当たりしないと気が済まない私は、ケイさんにぶうぶう文句をぶつけた。
「け、ケイさんのせいですぅう! ケイさんのせいでっ、ヨウさんがあんなこと、ヨウさんっ…、う゛ぅううううー!」
「はあ?! ちょ、ナニ、その唐突過ぎる容疑者扱い! そ、そういうココロにも責任があるんだぞ、この状況!」
ケイさんの非難に私はもっと唸り声を上げた。
そ、そんなこと言われてもっ、私の場合は仕方が無いと思うんだ。
だってケイさんっ、いっつも弥生ちゃんと和気藹々ノリよくお喋りしてたから…っ、勘違いを起こしたってしょうがない。しょうがない。しょうがないんだもんっ!
自分のことを棚に上げてわぁわぁ喚く私は、
「責任取って下さい!」
何度もケイさんに羞恥という名の八つ当たりを炸裂。ポカポカと拳で何度もケイさんの胸部を叩く。
「だから!」
俺だけの責任じゃないだろ、ケイさんは攻撃を受け止めながら大反論。
「ココロっ、ヨウを尊敬してるって言ってたじゃんかよっ! あ…あんな風に笑って言われたら、だ、誰だって好きだと思うだろっ!」
「ケイさんだってっ…、弥生ちゃんっ…、あんなに仲良くしてっ…、だから不安で…っ、せ、責任取って下さい。今までの不安も、この状況もっ、全部、ぜんぶ!」
「ああもうっ、分かったっ! 取ってやるからっ、ココロも取れよ! 責任は折半なんだからな!」
「は、半分なら取りますっ、取ればいいんですね!」



