肩を落としながら、私はケイさんと一緒に木材から下りる。
ちょっと皺の寄ったプリーツを軽く伸ばして、私はケイさんに行きましょうと微苦笑。
そしたらケイさん、ふいっと視線を逸らして頬を掻いた。
彼はなんだかちょっと照れた様子だった。
「あのさ…ココロ。『エリア戦争』が終わったら…ココロに言いたいことがあるから。…予約な」
ドキリと鳴る鼓動。
嗚呼、ケイさんは今の告白を予約という形で残してくれた。だったら私も、伝えたい事がある。
「…はい。私もケイさんに言いたいことがあるので、…予約です」
すっごく気恥ずかしい念に駆られるけれど、悪い気持ちはしなかった。
知らず知らずに零れる笑みをケイさんに向けると、何処となく優しい瞳で彼は私と同じ表情をしてくれる。
瞼の裏に焼き付けるように彼の微笑を瞳に閉じ込めて、私は笑声を漏らした。
とても、とても、とってもくすぐったい気持ちが胸を占めた。



