「ううっ、どうして…私っ、いつもこうなんだろう。
やっぱり私の人生って、何もかもが失敗ばっかりで、ウジウジのオドオドで…、三十路過ぎても恋人ひとりできなくって負け犬っ。
やっとお相手が見つかっても、それはお見合いで知り合って…、取り敢えず結婚はしてみたものの三年以内に離婚。
バツイチ、バツニ、バツサンっ、子供は出来ず…、天涯孤独の人生にっ」
「ちょ、ココロさんココロさん。
なんで急に暗く…、しかも負の人生計画を立ててるんデスカ? 早いっすよ、人生計画。ハッピーウェディングがバッドウェディングになってるし」
「根暗の運命(さだめ)です…、ふふっ…、夢も希望もないです」
「な、何言ってるのこの子くさ。君はまだ輝かしい十代! 愛や夢や希望が詰まった青春期を迎えた少女だぞ!
確かに俺やココロは地味っこいジミニャーノ。不良達の青春と比較したら、地味くさーいかもしれない。だけど、地味には地味の青春がある!
ああ断言しよう、ジミニャーノだって輝かしい青春を送れる!
日陰っ子がなぁ、甘酸っぱい青春送れないって誰が決めたよ!
もしかしたら十年後の俺達、派手派手な日向っ子になってるかもだぞ! グッジョブ、俺等の未来はまだまだ明るい!」
「……、ケイさん…、その声援…、私のことお友達として応援してくれてると思っていいです?」
「……、俺とココロってフレンドじゃないのか? ノットプレインフレンド? えええっ、それだったら圭太、超ショックなんですが」
「(え、ということはオトモダチだと思ってもいいのかな?)
ほんっとーにプレインフレンドと思ってくれてます?」
「(え゛? なんで俺、疑われて…なんか超落ち込むんだけど。あれか? やっぱ熱があったとはいえ、連絡できなかったことが悪かったのか)
俺、ココロのことプレインフレンドだと思ってるけど」
「ケイさんと私、プレインフレンド?」
「オーイエス、ココロと俺、プレインフレンド」
「ケイさんと私、」
「チームメートアーンド、プレインフレンド」



