「僕だってそんなことあって欲しくないし、ケイを信じたい。
でも現状はどうだい?
ケイの音信不通に、ヤマト達の対峙の激化。ヤマトはケイを舎弟にしたがっていた。
チームを結成している以上、嫌でも可能性から目を逸らしちゃ駄目なんだ。相手が仲の良いトモダチだとしてもね。
グループ時代のようにチンタラつるんでるわけじゃないんだ。
キヨタ、気持ちは分かるけど…、良し悪し関係なく可能性から目を逸らしたら駄目だ」
手厳しい言葉だけどハジメさんの言うことは正論だ。
私達は今、グループじゃなくて日賀野さん達から勝利をもぎとるためのチームとして集っている。
私は向こうチームに直接的な因果は無いけれど、こっちのチームに属すると決めた以上、チームメートとして向こうを敵だと見なさないといけない。
けれど、ケイさんはどうだろう?
向こうに仲の良いお友達がいて、それこそ私たちよりも付き合いの長いお友達がいて、その人を簡単に敵だと見なせるのかな。
私だったら無理、例えば響子さんが突然前触れもなしに敵になってしまったら、それはそれはショックだし、対立することを拒んでしまう。
寧ろ、響子さん側についてしまいそう。
―――…ケイさんも、まさか、まさ「可能性がなんっスか!」
ビクッ、怒号に驚いて私は身を小さくする。



