一生懸命に言葉を選んでケイさんを励まそうとしたら、ケイさん、頓狂な質問をしてきた。
「ココロって、ヨウのことさ。好きだったりする?」
まさか、そこでとんでも質問を浴びせられるとは思わなかった。
意中相手に、ヨウさんのこと好きなのか? って聞かれるなんて。
私はとんでもないとかぶりを横に振って、憧れがあるだけだと主張。
全力で否定したんだけど、ケイさんはハイハイと聞き流して一笑するだけ。
ううっ、ど、ど、どうしよう。
勘違いされるなんてっ、勘違いされるなんて!
でもケイさん、この後、こんな言葉を私に手向けてくれた。
「ココロだってさ、十分に役に立ってるじゃん。
俺、ココロがいつも皆に気配りしてるの知ってるぜ?
誰かが怪我したら誰よりも早く動くしさ。
そういったところ、ヨウも助かってるんじゃないかな。
ほら、あいつ、ああ見えて責任感強いし…、どっかで背負い過ぎるところあるから。ココロはそういった意味で、ヨウや他の仲間達を助けてるんだと思うぜ? ココロはチームに必要な存在だって」
私は恍惚に彼を見つめた。
ケイさん、私のことなんて全然見てないと思っていたのに…、ちゃんと見てくれているんだ。見ていないようで、意外と私のことを見てくれてることも分かった。
それだけで幸せ。
とてもシアワセ。
何よりも必要と言われたことに幸福を感じた。
私は綻んで言葉を返す。



