失笑を零して彼女を愚痴を聞いていると、「ココロはどう?」話題を振ってきた。
「へ?」間の抜けた顔を作った私は、危うくオレンジジュースの入ったグラスを落としそうになる。
どう…と言われても、愕然とする私に弥生ちゃんはケイに恋してるんでしょーっと直球に質問。
おかげ様で私は赤面して身を小さくするしかなかった。
話題に便乗してきた響子さんが、やっと自覚したのかと微笑。
私の頭に手を置き、気を落ち着かせようと気遣ってくれる。
ということは、もしもしなくても私の気持ち、響子さんは察していたのかな?
私よりも先に。
二人の視線に堪えかねた私は、「まだよく分からなくて」必死に逃げ道を探す。
「その、他の男の子より…意識はしてると思うんです。自覚はあります。
だ、だ、だけどケイさんには…強い憧れがあって…。
私と同じ地味子さんなのに、あんなにも…舎弟頑張ってるから…、す、すごいなぁって…。
見習わなきゃ…って思うところ、沢山あって。
気付けば…ケイさんのことばかり、想ってたりして。……お弁当の質問…、できなくて落ち込んだりして」
「一喜一憂している時点で恋だって思うけどねぇ。ココロ、ケイの前では結構顔が百面相になってるし。主に表情は喜だけど」
う…うそ、羞恥に煽られる私に対して響子さんもマジだと相槌。
すっごく恥ずかしくなった私は、今すぐにでもテーブル下に潜って膝を抱えたくなった。
そんなにも顔に出てるんだ、私。
人に指摘されて、自分の気持ちを再確認。やっぱり私、ケイさんに。
ああっ、でもそれは憧れからきてるのかもっ。
往生際悪く自分の気持ちを拒んでみたりする私がいた。
受け入れようとする私もいるんだけど、なんだかまだちゃんと受け止められない私が勝ってる。



