眉間に皺を寄せる土方に灰鐘は笑った。
「――お梅は事の全てを理解した上で新選組にちょっかいを出していたんだ。
まぁ…勝手に寄ってきた馬鹿共がいるがな……。」
カチャリ……
背中の太刀を抜き、土方の顔の左側を突いた。
「――…一匹目。」
ヒュンッ
カチャン……
土方に憑こうとしていたあやかしを突いたのだった。
それに気付いた土方はため息をついた。
「お前な…。
こういうことは言ってから動け!」
「ビビったのか?」
「誰がビビるか!!」
少しのやり取りをしたあと、灰鐘は口を開いた。
「まだあやかしは残っている。
と、言うかおりすぎて驚くばかりだ(笑)
一度請け負った仕事だ。ちゃんと片付けてやる。」
フンッと鼻息を荒立てるのだった。



