「土方入るぞー!」
そう言ってスパーンと障子を開ける灰鐘。
「てめぇは静かに入ってこれねぇのかよ。」
土方は休憩がてら部屋の中で煙管を吹かせ、部屋を白くさせていた。
「煙たいな…。寒いからと言って締め切って煙管を吹かせんな。」
そう言いながら部屋に入り座った。
勿論障子は開けたままで。
「元凶はお梅と言う芹沢の女だ。
今、部屋を浄化して落ち着いてるがこの三日以内にあの子が成仏しないと悪霊になって、私が始末をつけることになる。」
事のあらましを簡潔に伝えると、土方は驚いた顔をした。
「――お梅……。
お前、何か聞いたのか?」
目をギラつかせる土方に灰鐘は肩をすくめた。
「お前ら芹沢とその一派を一掃したそうだな。
まぁそれは会津の命令だったらしいが…。」
そこまで言うと、灰鐘は疲れたのか足を放り出して座り直した。



