幕末怪異聞録



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その後数日局長が撃たれたことにより新選組は殺気立ち荒れていた。



ドタドタドタドタッ!!


スパーン!!


「土方!!」


「うるせえ!!静かに開けろ!そしていきなり開けるな!!」


いつものように時雨が土方の部屋にいつものように入ったわけだが、その表情は些か穏やかではなかった。


「いつまでここにいる気だ!」


「は?何の事だ。」


意味わからんと言わんばかりにまた目の前の仕事を始めようとした。が……


バンッ!


それをさせまいと土方の前の机を叩き、顔を覗き込むように睨み付けた。

それに観念したかの様に一つため息をついた。


「総司のことか?」


「当たり前だろ!あれから離れから屯所に留まる様に言ったが、総司の気も休まらん上にこんな埃っぽいとこにずっといるから体調も悪くなっただろうが!近藤さんもどうする!いつ攻められてもおかしくないこんな所に!!」


何かが壊れたように一気に話した時雨だが、土方は痛いところを付かれたと言わんばかりに苦い顔をした。


「そんな事分かってんだよ。分かってんだから一気に言うんじゃねえ!!」


そう声を荒げた土方は目の前の書類を全て払い落とした。

バラバラと落ちていく様を見て落ち着きを戻した時雨は前髪をクシャッとかき上げ、落ちた書類を拾い集めだした。