「――って、何やってんだ?」
横になって手を組んでいる時雨と永倉。
土方はさっぱり現状を理解できなかった。
「何って、腕相撲だよ。」
見りゃわかんだろ言わんばかりの口調で言った時雨に土方は盛大なため息をついた。
「お前は馬鹿か。病み上がりに何やってんだ。
お前はともかく、総司もよくなったとこだってぇのに……。
それより新八!!てめぇまだ治ってねえだろ!」
「うっわ!土方さん引っ張るなよ!」
「うるせぇよ。そんなに元気ならてめぇら稽古して来い。」
「って、俺もかよ!」
部屋からつまみ出された永倉と原田は、ブーブー言いながら去っていった。
「時雨、お前も部屋に戻って寝てろ。傷が塞がったとはいえ、無茶して傷が開いたら洒落になんねぇからな。」
「んだよ。私もかよ……。
全く……小姑みたいだな。」
ぼそりと呟きながら総司の部屋から出て行った。



