「ちょっとあんた!なんで勝手にあたしの彼氏ってことにしてんのよ!」


 あたしは、直樹に聞いた。するとあいつは、


「はぁ?俺は亜優のために言ったんだぞ!?もしあのとき俺がかばってやんなかったら、亜優あの女子どものクーレ―ムの嵐だぞ。」


 直樹はあたしを睨みながらいった。


 あれ?なんであたしの名前知ってんだろう・・・?まだ3日しかたってないのにみんなの名前覚えたの!?あたしなんてまだ全然覚えてないんだけど・・・。一応聞いてみよう。


「ねぇなんであたしの名前知ってんの?」


「やっぱ覚えてねぇのか。」


 なにを!?この人とかかわったの今日が初めてなはずなんだけど。

 
「なにを?」


 すると彼はあたしの耳元に顔を近づけてきて、


「知りたいなら俺の彼女になれ。」


 と言ってきた。

 
 はぁ?ちょっとそれどういうことよ!教えてくれたっていいじゃない!


「てか、もう彼女な。ok?」

 
 と、首をかしげて言ってきた。


 う・・・そんな顔で言われたら断れないじゃない!

 
 その顔反則!!


 彼はそれだけ言い残すと空き部屋から出ていった。






 ・・・・と言うことは・・・・今日から直樹の彼女!?



 
 と、同時にチャイムが鳴った。