大好きなみんなが、好きになってくれたあたしを あたし自身もっと好きになりたい。 だから素直になろう。 自分の心に……。 「ホントにここでいいのか?」 「うん。ありがとう」 神奈川に着いたのは、深夜1時。 K駅の前で車を停めてもらい、ドアを開けた。 ビュンッと頬に刺さる北風。 知らない街の匂い。 「桃、本当にありがとね!」 ドアの外からのぞきこんでお礼を言う。