「……あ……」 ようやく理解が追いついて。 サーっと体に冷や汗が流れるのに、首から上だけが沸騰した。 あたし、さっき。 言った? 言っちゃった? ……好き、って!? 「っ、っ、っ」 声の出ない口をパクパク。 頭の中は白紙状態。 こら、動け、あたしの思考回路! フリーズしてる場合じゃねーだろ! 「泉――」 「ストップっっ!! 言わないで!」