お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~



「こっこんにちは!
隣の、南ですけど……っ」



うわぁ大失敗っ。

思いっきり声、裏返ったし。



「はい?」



舞い上がるあたしとは裏腹に、彼は無表情で小首をかしげる。


その顔があまりに美しすぎて、危うくブッ倒れるとこだった。


何この破壊力バツグンの美貌。新手のテロか?


普通のイケメンなら今まで見たことあるけど、キレイすぎてビビるレベルなんて初めてだ。