私は、この病院から出ることが出来ない…



きっと、電話も出てくれない…


まぁ、後でかけてみるしかない。



今は、走ったせいで疲れて眠い、の…。


私は、そのまま夢の中に落ちていった



蓮がいないときに寝たのは、初めて。



よっぽ疲れていたのかな?






起きたのは、次の日の朝。


頭がふらふらする。



こんなの初めてだ…


怖い…



私の病気は進行してるのかな?



「美穂ちゃん起きた?」


「はい」


来たのは、蓮ではなく、看護士さんでした…



「変わったことは?」


「頭がふらふらするの」


「そっか…熱はかってみて?」


ピピッ!


「はい」


「熱があるね…今日はじっとしててね」


「…はい」