そんな龍を見ても尚、胸が痛む。



好きな相手に怒られる事。



こんなに辛いなんて思わんかった。



もう、言えへんわな。



一緒にいたいなんて……許されへんわ。





少しの沈黙。





そして




「悩みでもあんのか?」




……え!?



人のベッドにどかっと腰を下ろした龍は、今度はうってかわって普通の口調で……。




そう言った。