-ガラッ-
「え?」
「あぁ?」
教室の扉を開けた俺の目の前にはまだ着替え中の……白い肌の……睫毛の長い……。
そんなに長い時間見つめていたやろうか?
「何?」
見た目と違う低い声に我に返った。どっかのドラマみたいに男子校内に実は女の子が、なんて事ある訳ないか(苦笑)
だけど目の前のソイツはそう思う位小さいし女みたいな顔やってん。
「いや、忘れ物してん。ってか自分まだ着替えてんの?」
顔を上げると華奢で透き通った肌が目に入り、なんでか見てはいけないような気になる。そのくらいそいつは綺麗な顔をしとった。



