「そんなぶつぶつ言っても、もうしゃあないやん?」


へたり込むミツの腕を引っ張り立たす。


「女子寮ぷりーず……」


ミツの場合、夕ヶ丘を共学やと思っていただけに更に傷は深い。




食堂に並んで座る俺達。


バカ広い食堂で男ばっかりが飯を食ってる光景は異様としか言いようがないのは確かやけど。



ミツの好物であるメンチカツを1個置いてやると元気の無い顔で笑った。



明日からは授業もあるし。



来た以上はやるしかない……やんなぁ。