「今度龍にパスタ作るな。今日の授業はミートソースやけど、カルボナーラが得意やねん♪」 鼻歌交じりに鍋をかき回す透に……隣にいたミツが乗っかる。 「ええなぁ!俺も呼ばれていい?」 「もちろん!!」 透が誘ったんは俺やのに……軽くイライラが募る。 そんな俺達の姿を相沢だけが冷静に見つめていた。 言えるか。 俺まで……透に惹かれたなんて……死んでも言えへんわ。