ガラガラガラ 「おはよう漣!!」 そう言って入ってきたのは、坂原だった。 「おはよう。」 それだけ言って、本に視線を戻した。 ツンッ 「なっ!?」 不意におでこを突かれ、訳が分からず瞬きを繰り返す。 「眉間にシワ寄ってたから。」 そう言って、坂原はあたしの隣に腰を下ろした。