最後の世界がきみの笑顔でありますように。



「陽…。一人になんてしないよね…?」



離れていかないよね…?一人だと不安になる。色々考えちゃうし…。



ドスッ


大の字で川原に寝そべる。制服が汚れようが気にしなかった。



「風が…気持ちいい…。」



目を閉じる。人の声も…車の音も聞こえない。




陽……。陽の事を考えると胸が痛い。どうしても悪い方に考えてしまう。



「あぁーっ!!もう!!」



考えるのは止めよう。もう考えれば考える程、頭が痛くなる。



目を閉じたまま、考えるのを止めた。風だけを感じていよう…。