バタバタバタ 誰かの足音が聞こえた。 バタンッ 「幸!?」 「お姉ちゃん!!」 昨日の男の子と望が部屋に飛び込んで来た。 「どうした!?落ち着いて!!」 男の子はあたしを抱きしめる。 「うっ…あぁっ……」 震えが少し治まった。呼吸を整えて目をつぶる。