「どこまで思い出したの!?」 肩を掴む手に、力が入る。 「痛っ…痛…い……。」 体が震える。恐い…恐い……。嫌だ……。 「早く言いなさい!!!」 そのまま後ろに倒れ込む。 ガタンッ!!! 「うっ…あっ……。」 恐い…恐いよ……。どうして…怒ってるの…? 「幸!!!」 「嫌あぁぁっ!!!…うあぁっ…」 耳を押さえてうずくまる。涙は出るし震えも止まらない。