「ゆう......」
「わり....俺、やっぱ無理。」
「.......そう。
今までありがとう......」
離れて後ろを向いていった凪沙。
1人にしてほしいのだろう。
「じゃ......俺行くから。
落ち着いたら、授業出ろよ??
心配されるから。」
「.........ゆう....あのっ」
立ち去ろうとした背中にかかった声
なに、と先を促す。
やっぱり嫌とか言われるとめんどうだから
つめたく、つめたく。
すると凪沙はおびえた表情で言った。
「今年のチョコは.....
受け取ってほしいの......
それでやめるから....お願い....!!」
すがるような瞳が琥珀と重なって見えた
だから、OKして、さっさと立ち去ったんだ。
「わり....俺、やっぱ無理。」
「.......そう。
今までありがとう......」
離れて後ろを向いていった凪沙。
1人にしてほしいのだろう。
「じゃ......俺行くから。
落ち着いたら、授業出ろよ??
心配されるから。」
「.........ゆう....あのっ」
立ち去ろうとした背中にかかった声
なに、と先を促す。
やっぱり嫌とか言われるとめんどうだから
つめたく、つめたく。
すると凪沙はおびえた表情で言った。
「今年のチョコは.....
受け取ってほしいの......
それでやめるから....お願い....!!」
すがるような瞳が琥珀と重なって見えた
だから、OKして、さっさと立ち去ったんだ。

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