ジンが私と同じ学年で、同じように受験生だったら何も言わなかった? 「どうした?」 「…あ、ごめん…」 いつのまにか、ジンの手をしっかりつかんでいた私。 心配そうに私を覗きこむジン。 「…なんでもないよっ!」 「そうか?けど…」 ジンが何かを言いかけた時、上から声が降ってきた。 「じんや~。給食当番怒ってるよ~?早く来いってー」