「び、びっくりした…。彩乃って、年上タイプかと思ってたから…」 「だよなー。オレも彩乃っちが貴昭と付き合うとは思わなかった」 そう言いながら空を見上げたジン。 夕暮れがかった空は、白い雲が筋状に広がってる。 彩乃とは幼稚園のときから一緒だったけど、美人でよく男子にモテた。 それは今でも変わらない。 貴昭と付き合うことに決めたのなら、彩乃だって貴昭のこと、好きなんだろうし…。 幸せなら私はそれで嬉しい。 「…お前は?」 「へ?」 不意に問いかけられて、我に返った。