私が登校する時間にジンがいるのも珍しい。 奴は朝が苦手だと言ってて、いっつも遅刻ギリギリだって話を聞いた事がある。 図書館で会った時はつけてたピアス、学校じゃ当たり前だけどしていないのか。 茶髪はそのまんまだけどね。 「……あ」 ふうっとため息をついて顔を上げた私。 さっきまであった、重苦しい気持ちがきれいになくなってる。 ジンが背中を叩いてくれたおかげなのか、どうなのかはわからない。 でも、本当に不思議ときれいになくなってる。 変なやつだけど…… 私は彼に少し感謝した。