「いい加減にしなさいっ!」


「はいはい」



これ以上、小言を聞きたくなかった私は、こたつを出て自分の部屋に戻った。


冬休みが終われば、また寒い中登校する毎日が始まる。



「あー、嫌だな」



そう呟きながら、私はテレビをつけた。


テレビには高校サッカーの決勝戦が映し出される。


課題でもやろうかと、机にむかった。



「あー、高校サッカーやってたんだ。寒いのにごくろうさん」



サッカー部のマネージャーになっていたら、忘れる事無く見ていたんだろうけれど。