ジンの家の近くの公園に来て、ベンチに座った。 持っていた手紙の封を切る。 中に入っていたのは、ルーズリーフ1枚だった。 ルーズリーフに手紙を書くなんてジンらしいなってちょっと笑ってしまう。 手紙を広げると、1行飛ばしで書かれていた。 ジンの字を見たのは、別れを告げる手紙をもらった時以来。 その時の事を思い出して、切なくて胸が締め付けられる。 『美織へ』 最初の書き出しは別れの手紙と変わっていない。 苦笑いしながら私はその先の文字を目で追った。