ベンチから立ち上がったこうちゃんは、私たち3人を見て首をかしげる。 「あれ?増田いないの?」 「…うん…」 「なんかあったの?」 カンナがここにいない事ってやっぱり不自然なのかな…。 なんか仲間はずれにしたみたいでいい気分じゃない。 「ま、いっか。あいつ大体、事情知ってるし」 「…え?」 大体、事情知ってる…? 私が驚いた表情をした事に、こうちゃんは気づいていないようだった。 「ジンちゃん、夏休みの時から荒れてたんだけど、理由は俺たちにも言ってくれないんだよな」