学校で話すのも目立つからだろう。 私は紙切れをグシャッとつぶすと、再びポケットにしまった。 今日は始業式だけで終わり。 帰りの会が終わると、私はすぐに教室を出た。 「美織」 靴をはきかえてると、カンナが声をかけてきた。 「…?」 「さっき、始業式の最中に晃輔にメモもらってなかった?」 カンナ、私の後ろだから見えてたんだ…。 私はうなずいて、上靴を戻した。 「ごめん、急ぐから…」 「私も行っちゃだめかな?」