15歳のラビリンス



ジンの自転車で二人乗りをしてるのなら、二人はジンと一緒にいる証拠。


二人が行った方向もジンの家がある方角だし。



…間違いないと思う…。



「美織…。でも、だからって付き合ってるとは…」


「じゃあ、ジンは何で近藤さんを塾に迎えに来たの?付き合ってるから…でしょ?」



カンナに八つ当たりしても仕方がないのに。


私はそう言うと、自転車のスタンドを蹴った。



「美織、ちょっと待ってよ…」


「本当は全部知ってるんでしょ?カンナはジン達から慕われてるもんね。知ってるよ、時々ジン達と遊んでる事」



吐き捨てるように言うと、私はペダルをこいで、カンナをその場に置き去りにした。