サイダーのペットボトルを見つめてたら、隣りでぺチッとカンナが自分の腕をたたいた。 「…どうしたの?」 「…蚊がいる」 そう言ってカンナはまた、パチッと自分の足をたたいた。 もう夕方だし、木陰に座ってる私たちは蚊にとってご馳走なのかもしれない。 言われてみればあっちこっちかゆいかも。 「…あ。刺されてた」 「私もだー」 蚊に刺されたところにサイダーのペットボトルを押し当てる。