「まー、頑張れよ」
「うん、頑張る…」
返事をして、アツシと自転車置き場に行く。
カゴにカバンを置き、ポケットからカギを出すアツシ。
「…なあ、深川。お前、仁哉と別れたのって成績落ちて怒られたからなのか?」
「…?」
カチャンとカギをさした私は顔をあげて首を横に振った。
別れた話をしてないのに、アツシが知ってるのは部活で誰かに聞いたんだろうな。
「違うのならごめん。変な事聞いて…」
「何でそんな風に思ったの?」
「…仁哉、言ってないのか。いつだったかな、部活中に仁哉が顧問に呼ばれて、言われたんだ。3年の深川と付き合うのはやめろって」
サッカー部の顧問に…?



