近藤さんがジンの後ろに乗る姿は見られなかった。 自転車をおしながら、ジンは近藤さんと並んで地元のほうへと帰って行く。 …二人、またヨリを戻したのかな…? 「で、志望校は決めたの?」 「…へっ?!」 突然、アツシに聞かれて振り返る。 彼の顔は当然、あきれた表情。 ずっとしゃべってたのかな? アツシ、ジンの姿見てなかったのかな…? 「んー…」 「高校見学行ったんだろ?」 「行ったけど、私の成績じゃ絶対無理なとこ…」 思い出してため息をついた。