15歳のラビリンス



ジンと話さないほうがいいのかもしれない。


手紙で別れを告げられたままのほうが、幸せかもしれない。



本当の事を知ったら、余計に泣いちゃうかもしれない…。




だけど…


傷ついてもいいから、私はジンの口から本音を語って欲しい。




そうじゃなきゃ、私はずっと引きずったままになる。



一方的に別れを告げられ、未練が残ったまま、私はこれから残りの中学校生活を過ごさなきゃならなくなるし。