「話、聞くからとりあえず移動しよう?ここじゃみんな来るし」



私の上靴を出して、カンナはそう言った。


カンナみたいに…しっかりしてたら、私はジンと別れなくても済んだのかな?



靴を履きかえると、カンナは無言で私の腕をとり、誰もいない屋上の入り口へと上がった。


屋上は当たり前だけど施錠されていて立ち入る事はできない。


だけど、今日は3階を使ってる2年生がいないし、屋上への階段を上がってくる人は誰もいない。



私やカンナも2年の時、よくここを利用してた。


今じゃ、ジン達もそうだけど、彩乃と貴昭の会う場所として使われてるようだった。



「終わったってどういう事?」


「コレ…」



カバンからジンの手紙を出してカンナに渡した。