アツシに言われた通り、ジンのが年下なのに中身は私よりも大人だ。



ジンの自転車に近づくと、彼に腕を引っ張られた。


驚いて振り返ったところに、キスされる。



いつも…突然だ。


唇が離れると、ジンはギュッと私を力いっぱい抱きしめた。


ジンの香水のにおいが私にうつりそうなくらい…。



久しぶりだから…なのかな?


ジンの腕の中はすっごく心地よかった。



もう暑い夏がきてるっていうのに、暑さを感じない…。




それどころか、二度と離れたくないなんて、思ってしまった。