「おう。俺達の部活はその名も『ヤンキー部』だ」 金髪の奴が真剣な目をしてそう言った。 「……俺、やっぱ入らない」 「「「え!?なんで!?」」」 「いや、なんでって聞かれても…」 だって明らかおかしいじゃん。めっちゃおかしいじゃん。 なんでヤンキーがヤンキー部なんか作ってんだよ、もうすでにヤンキーじゃんか。あれか、ヤンキーだけどさらにヤンキーを目指そうってか? …どんなけヤンキーだよ。 「…お前、なんか勘違いしてねぇか?」