そんなの…つらすぎる…… 親しい友人、愛する家族に自分を分かってもらえないなんて…… きっと傷つくに決まってる。 私は鏡夜の傷ついた顔を見たくなんてない。 だから。 だから…… 『行こう、皐月』 私に鏡夜を止める勇気が欲しい。 傷つく前に鏡夜を… 震える足で1歩を踏み出す。 微笑んでいる鏡夜に向かって。 「鏡夜……」 小さく呼ぶと鏡夜が、ん?と優しい瞳で私を見つめる。 コクン…と唾を飲み込み、 いっちゃ、だめ。 そう言おうと開いた口を………ゆっくりと閉じ、代わりに笑った。