ヒミツのお姫様☆番外編


「和馬と信哉だっ!」


昴は、ブンブンと手を振る。
それはもう、ちぎれそうなくらいに。


「おはよー、爽」


「爽、おはよ」


和馬も信哉も俺の横にいる昴を完全スルー。


すると、昴は和馬と信哉の前に立ちはだかり、


「俺は?俺には?」


自分を指差し、怒り気味の口調で言った。