「和馬と信哉だっ!」 昴は、ブンブンと手を振る。 それはもう、ちぎれそうなくらいに。 「おはよー、爽」 「爽、おはよ」 和馬も信哉も俺の横にいる昴を完全スルー。 すると、昴は和馬と信哉の前に立ちはだかり、 「俺は?俺には?」 自分を指差し、怒り気味の口調で言った。