見ないようにしよう。 見なければいいんだ。 自分にそう言い聞かせる。 しかし、 ———君を見てしまう。 何故だろう。 なんだか、俺の中のアンテナ的なものがビビビッと反応した。 それと同時に、肩がビクンッと揺れる。 変な寒気が背中を過ぎった。