結局、私は別れを受け入れられないまま毎日を過ごしていた。 純ちゃんがいないだけで私の視界はモノクロ映画のような映像だったんだ。 まだ別れてない。 確かにあの日“別れたい”って言われはしたけれど私は認めてないもん。 あくまで純ちゃんがしたのは提案だ。 提案は、承諾して初めて成り立つもの。 私は承諾なんてしていない。 絶対にしない。