多重書きの二等辺三角形


私は周りにいる誰にも負けないくらい大きな声で叫んだ。


「純ちゃーん♪」


彼は私を見てニコっと笑う。


『ユナ、帰ろっか。』


彼は私に手を差し出した。


そうユナは私のこと。


私はしっかりと手を握った。