Infinite Information

俺は伊藤に連絡を入れた。


「こちら『ファントム』:認識番号80485」

『山本。今どこにいる』

「『ヘブン』に着いたところだ。
場所は…ポインタ087―903だ」

『そうか。そっちに人を送るぞ。
こっちに来るだろ』

「ああ、頼む」



しばらく、その場所にいると一台の車が来た。
一人の男が車から降りた。


「山本タクヤ様ですね」

「ああ…」


運転手は後部座席のドアを開けた。


「どうぞ」


俺は車に乗り、伊藤がいる場所へと向かった。