「俺さ電池抜こうか悩んだんだ」 雄太郎がそう言ってフウッと息を吐き、何かを決めたように小さく何回か頷いた。 「高校卒業したら離れ離れ。遠距離じゃん?」 「うん」 「フラれたらショックだけどさ、もし告白が成功して、付き合うってなっても、それからが辛いかなって思ったんだ」 「うん」 私は、雄太郎の言葉にただただ頷いた。 「でもさ、いざ離れる日が近づいてくるとさ、どうしようもねーんだ……」 雄太郎はそう言って顔を自分の体に埋めて隠した。